Gの仲間〜みんなでBLITZキターッ!〜

2014年07月13日 02:17

 

どうも、神野“GOD”優作です。

赤坂BLITZワンマンライヴ前、最後の日記の順番が回ってきました。

 

思えば、この寿BANDというバンドに加入したのは、1年前、サックスのJ.C麻美ちゃんに誘われたからだった。

彼女とは5年ぐらい前までちょくちょくサポートの現場等で一緒に演奏する機会があったが、その後疎遠になっていたので、彼女から連絡があった時は驚いた。

前任の鍵盤が抜けるので、小生と一緒にやりたい、優作さん以外の鍵盤は考えられないということだった。

 

その当時小生は1つのロックバンドだけに固執して活動している状況に閉塞感を感じていて、音楽を聴くことも弾くこともつまらなくなってきていて、クリエイティヴな思考も生まれなくなっていた。

その状況を打破してもう一度クリエイティヴな感覚を取り戻したかったのもあるし、何年も会っていない麻美ちゃんがそこまで小生のプレイを好きで覚えていてくれたことが嬉しかったので、良い機会だと思った。

 

それに正直、悪い言い方をすれば渋谷クアトロでのワンマンが決まっているというエサも加入に拍車をかけた。

それが無ければそこまで乗り気にはならなかったかもしれない。

 

渋谷クアトロのワンマンは当初は数曲だけの参加という話だったが、蓋を開けてみれば全曲弾くことになり、結局1ヶ月で15曲以上を暗譜して弾いた。

この日は、今までの寿BANDが積み上げてきたものを壊さないように、今までのファンをがっかりさせないようにという気持ちだけで臨んだので、正直メンバーやライヴ自体に対してもそこまでの思い入れはなかった。

ポッと入った最初にあったライヴがたまたまクアトロのワンマンだったというだけの話だった。

 

 

だが、それから1年このバンドメンバーと共にたくさんの時間を共有した。

その過程で、去って行ったメンバーもいて、新しく入ったメンバーもいたり、お互いの考えが分からずにジレンマや不信感から溝が生まれたり、ぶつかったり、軋轢や衝突も沢山あった。

楽しいこともたくさんあったが、それと同じぐらいつらいこともあったと思う。

 

だが、問題が起こるたびにこのバンドは絆をより深くし、乗り越えてきた。

今ではこの9人全員が、かけがえのない仲間である。

 

 

今村J.C麻美

彼女がいなければ小生はこのバンドには出会っていない。渋谷クアトロのステージも赤坂BLITZのステージも踏むことはなかったし、もしかしたら音楽を続けていたかどうかもわからない。

だからずっと小生のプレイを好きでいてくれて寿に誘ってくれた彼女には本当に感謝している。

彼女のプレイはダイナミックで、ソロはもちろん、オクターヴァーを用いた疑似ホーンセクションで、寿の楽曲に彩りと幅を加えてくれる。

寿の楽曲をきらびやかにするのに彼女の音は欠かせない。

彼女は普段バンドの中では聞き役だが、時たま意見などが行き詰った時に発言する彼女の言葉は的確で的を得ている。

バンドの突破口役だ。

さらに彼女のダイナミックな笑いがひとたび巻き起こればみんなが明るくなる。

ムードメイキングにも重要な役割を果たす。

また、料理を振る舞ってくれたり病気の時の薬の相談に乗ってくれたりと、お母さん的存在でもある。

 

白鳥WHITE◇BIRD良章

バンドの最年長で、バンドのお父さんというか、むしろおじいちゃん的存在である(失礼)。

彼はいつも寡黙で、自分から進んで発言することはまず無い。

だがバンドの決定事項は全て黙って受け入れる。懐の深い男だ。

ペリー役や武蔵坊弁子役など、ミッチェルの要求する無理難題にも何も言わず楽しんで役をこなす。

最近ではアドリブも利かせるようになり、演技派だ。

彼の尺八は寿の楽曲に和のエッセンスを与える重要な音である。

どんなにポップだったりファンキーな曲も、彼の音が入ることであっという間に和の音楽になる。

彼の人間性を表すように、その音は透き通っていて優しい。

小生とはオーヴァー30の長老仲間であり、血気盛んな若い寿の連中の中において、彼といると安らぐ。

 

一柳バーニング健司

「要するに」が口癖であるように、彼はバンドのまとめ役である。

周りのメンバーのことをよく見ていて、誰かがいつもと違ったりすると真っ先にその異変に気づき、個別に相談に乗ってあげたりする。

本人は自分のことをドライな人間だとよく言うが、本当は人一倍情に厚く、義理堅い。

寿BANDのことを一番考え、メンバーを気にかけているのは彼だろう。

その情の厚さはバーニングの名を冠するそのMCやダイナミックなドラムプレイにも表れている。

彼が満面の笑みで叩くドラムが、寿のサウンドを一番下で支えているのだ。

心配性すぎる一面もあるが、それはバンドのことを一番に考えているからだろう。

小生とは一番年齢が近いこともあり、一番近い思考でいてくれるので何かと相談しやすいし、頼りになる存在だ。

 

大澤のぶリン♪伸広

最年少でありながら、他のパートの音を一番良く聴いているのは彼だ。

小生のアレンジの穴、バンドの演奏の穴をいち早く見つけ出し、それを補佐してくれる。

サウンド面において、彼の存在は刺激になる。

前任のギタリストのクロちゃんと共に、30歳過ぎて凝り固まり始めた小生の脳みそを柔らかくしてくれ、新しい風を小生の中に吹き込んで音楽の楽しさをもう一度教えてくれたのは彼だ。

ロックバンド上がりの攻撃的なベースプレイは荒削りな部分も多いが、小生ら上モノ楽器連中やボーカルに「もっとやれ」とハッパをかけてくれるムードメイキングなベースだ。

それは彼の人間性にも表れていて、何かと意見を発信したり、率先して冗談を言うなどムードメイカーである。

最初はイケメンでチャラ男だと思っていたが、実は仲間想いで情に厚い。

人を最後まで信じる純粋な男だ。

 

今井みゅうみゅう美幸

喜怒哀楽をあまりちゃんと表に出さないので誤解され易いが、実は純粋で優しい子。

メンバーみんなのアイドル。

オタク気質なところは小生と似ていて、いつも仮面ライダーの話で盛り上がる。

バンドの事務作業や印刷物、web系雑務をほぼ全般的に引き受けてくれていて、彼女がいなければ寿は組織として機能しないだろう。

まさに寿の秘書で、縁の下の力持ち。

普段の顔とは一転、ステージ上ではいつも満面の笑顔でオーディエンスを魅了し、悩殺する。

しなやかな体の動きと相まって、寿のステージをより華やかにしてくれるサブフロントマン。

リハーサルでも常にステージと全く同じ100パーセントの笑顔で踊るその全力投球な姿には、いつも尊敬させられる。

 

玉橋tama優

破天荒という言葉がよく似合う、何をしでかすか分からない危険な匂いのする小生の好きなタイプのギタリスト。

技術はまだまだ荒削りだが、勢いがあり、攻撃的で、ともすれば頭でっかちで保守的になりそうになる30過ぎた小生のプレイを、「まだまだ若いヤツには負けん!」とアツく刺激してくれる。

小生が信頼を置く友人のギタリストの元弟子というお墨付きがあるだけに、音楽に対する情熱は人一倍。

機材の知識も豊富で、彼の知識量にはいつも助けられている。

本当に音楽を愛しているんだなというのがバシバシ伝わってくる。

若いながら背水の陣の状態で人生を賭けて音楽と向き合っており、そのひたむきさとまじめさには感心させられる。

のぶリン♪と共にムードメイカーであり、お茶目でやんちゃな優しい男。

 

一瀬SeNa奈々美

ギャルのような見た目とは裏腹に、上下関係を重んじる体育会系で礼儀正しくまじめな良い子。

連絡も必ずいの一番に返してくれる。

ダンスと真摯に向き合う情熱家で人一倍やる気のある努力家。

男勝りな一面があったり女の子らしい可愛らしい一面があったりと、表情豊か。

辛いことがあっても絶対にそれをみんなの前では口に出さず、明るく振る舞う。

その徹底したポジティブな思考と明るさに、小生はいつも励まされている。

常にバンドの為に何かできることはないかと率先して自分にできる仕事を探そうとしてくれる、バンド思いな子。

ヒップホップの土壌で鍛えたキレのあるシャープなダンスパフォーマンスで寿のステージにエッジを加えてくれる。

小生と同い歳のお姉さんがいることもあり、小生のことをいつも兄のように慕ってくれる。

 

佐藤ミッチェル通芳

バンドの顔。フロントマン。

10年以上にも渡り、寿BANDの名を最初から唯一守ってきた男。

自分の意見をなかなか曲げない頑固なところがあるが、その自分の欲求に対して徹底的に正直な意志が、このバンドをここまで存続させたのだろう。

話が二転三転する女子みたいな脳みそにたまにイライラさせられるが、インスピレーションに忠実に従う思考は、やはりフロントマン向きなアーティスト気質。

突拍子もない発想が多く、中にはどうしようもないアイデアもあるが、それがバッチリハマった時、寿BANDは他のバンドにはない唯一無二の無敵のエンターテイメント性を発揮する。

頼りない部分も多いが、他のメンバーが二の足を踏んでしまうことでもとりあえず突っ走ってみる、底知れぬ猪突猛進な行動力とエネルギーは、やはり他のメンバーの追随を許さない。

そのともすれば無軌道で傍若無人とも言える強引なやり方が、このバンドを何度も限界以上のステージに押し上げたのだ。

その予測の想定内を超えるフロントマンとしての才能を感じた時、小生は彼の背中を見ながら鍵盤を弾いていたいと思う。

 

 

こんな九人九色のメンバーが、小生のかけがえのない仲間達である。

 

誰一人欠けてはいけないし、欠けてほしくない。

 

 

バンドのエネルギーを計る時、小生は「ケミストリー」という言葉をよく使うが、バンドのケミストリーは、時折思いもよらない力を発揮することがある。

 

このバンドに一流のプレイヤーはいない。

 

だがこのメンバーがケミストリーを発揮すれば、一流のプロミュージシャンをも凌駕できると信じている。

 

誰一人代わりはいない。

 

この9人だからこそ起こせるケミストリーがある。

 

 

それを赤坂BLITZで出せると信じている。

 

 

7/14、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

 

絶対に負けられない日本一熱いステージがそこにはあります。

 

 

 

 

・・・あれ?そういえば今回の日記では小生の赤坂BLITZ初披露のもう一つの機材を紹介するって言ってたような・・・

 

 

 

 

まあいっか、それは実際にアナタの目で確かめてください!!

 

 

★☆★寿BANDワンマンLIVE★☆★
「開国灼熱祭」
2014年7月14日(月)@赤坂BLITZ
開場18:00  開演19:00
前売 3,900円(サンキュー価格)
当日 4,500円
※入場時別途ドリンク代500円必要
全席指定

【SPECIAL GUEST】
ミッキー吉野(ゴダイゴ)
佐藤通弘(津軽三味線)
海寶幸子(箏)
小玉尚弘(和太鼓)


では赤坂BLITZでお会いしましょう!

神野”GOD”優作(Keyboards)