Gの新兵器〜肩・掛・鍵・盤
ご無沙汰しております、「Gの○○」というのを自分の日記の番の時のキメタイトルにしていたら、「Gのレコンギスタ」というガンダムの最新作が始まってしまい、なんだか僕の方がパクったみたいで「俺が先なんだ!!」と声を大にして言いたい、キーボードの神野“GOD”優作です。
日記を書くのは7/14赤坂BLITZワンマン前以来となります。
時間が随分空いてしまいましたが、今回はその赤坂BLITZで導入した新しい機材について書きたいと思います。
それがこちら、ショルダーMIDIコントローラー、Roland AX-1です。
MIDIコントローラーとはどういうことか?
ショルダーキーボード(以下ショルキー)には大きく分けて音源内蔵型、音源非内蔵型の2種類があります。
音源内蔵型はそれ単体で音を出すことができるのですが、音源非内蔵型はそれ単体では音は出ません。
このAX-1は後者になります。
ではどうするのかというと、MIDIと呼ばれる規格により(話すと長くなるので詳しくはウィキったりググったりしてみてください)、他のキーボードやシンセとMIDIケーブルと呼ばれるコードで繋いで、その繋いだキーボードやシンセの音を遠隔操作するのです。
例えばAX-1の鍵盤をドミソと弾くと、繋いだキーボードやシンセの音がドミソと鳴るわけです。
テレビのリモコンみたいなものだと思ってもらえればいいです。
なので、赤坂BLITZのライヴでAX-1を弾いている時、実際に鳴っていたのはMIDIケーブルで繋がれた後ろに設置されたNORD STAGEの音だったわけですねー。
うん、カッコいい!
さらにこのAX-1はギターのネックみたいな部分にリボンコントローラーと呼ばれる擦って音程を変化させる機能があり、これを指でスライドさせることによりギターのチョーキングのような音程変化をつけることができます。
これによりギタリストと対等に渡り合える(?)、ライヴパフォーマンスが可能となるわけです。
これでBLITZのワンマンではゴダイゴのミッキー吉野さんと恐れ多くもキーボードソロバトルをさせていただきました。
あれはキーボーディスト冥利につきる最高に楽しい時間でしたねぇ♪
見に来てくださっていたお客様にもたくさん好評をいただきました♪
このショルキーは、元々楽器の特性上持ち場から動くことができないキーボーディストが、ギタリストのようにステージを縦横無尽に駆け回りたいという欲求から生まれたもので、限りなくキーボーディストのギタリストに対するコンプレックスの現れが形になったものと言う事ができます(笑)。
有名所では小室哲哉さんや浅倉大介さん、もちろん我らがミッキー吉野さんも使われています。
海外ではチックコリアやハービーハンコックなど、フュージョン系キーボーディストに多く見られますね。
ちなみに僕と同じAX-1を使っていたというところではGLAYのサポートやhide with Spread BeaverのキーボーディストD.I.Eさんがいます。
一時期は小室さんや浅倉さんによるシンセブームによってよく見かけていましたが、2000年代に入ってからは衰退し、ほとんど見かけなくなってしまい、ショルキーは「ダサイ」のレッテルすら貼られてしまいました。
しかし、近年の初音ミクなどに見られるボカロブームにより、ボカロがショルキーを抱えている画などがちらほら見られ、KORGやRolandから新機種が出たりして、また再燃の予感がしてきました。
なので2010年代のショルキーブームの先駆けをわたくしが担えられれば、と思っている次第です。
ただ、AX-1だけではライヴにならないので、必然的に機材が増え、ここ最近は運搬事情により使えていません。。。(泣)
でもショルキー弾くのは個人的には楽しいからまたやりたいなぁと思っています^_^
神野“GOD”優作(Keyboards)
★次回LIVE情報★
【公演日】12月19日(金)
【会場】渋谷 Takeoff7
【公演名】Otonnection
【出演者】ニコラスカ / 寿BAND / UNIon X Joker / NAVY I'z / クマロウ / 迷日
【開場/開演】17:30 / 18:00
【前売/当日】¥2,000 / ¥2,000(ドリンク別